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強化ガラスの強さの原理
ガラスが割れるメカニズム
ガラスは、圧縮応力(ちぢめようとする力)には強いが、引張応力(引っ張る力)には弱いという性質をもっています。
たとえばガラスにボールがあたると、ガラスはたわんで、あたった面には圧縮応力が働きます。
しかしこれが直接、割れる原因にはなりません。割れる原因は、反対側に生じる引張応力なのです。
強化ガラスの強さの原理
そこで、引張応力を相殺することでガラスの強度をあげることを考えました。これが強化ガラスです。
板ガラスを約700℃に加熱したあと、急速に冷やします。その結果、ガラスの表面(約1/6の厚み)には圧縮応力層が、内部には引張応力層ができあがります。
この状態のガラスにボールをぶつけると、その面には圧縮応力(ちぢめようとする力)が、反対側の面には引張応力(引っ張る力)が働きます。
この反対側の圧縮応力層の力により、ガラスは、割れにくくなります。これが、強化ガラスが割れにくい原理です。
強化ガラスは、普通の板ガラスの3.5倍の強度があるといわれています。
しかし、強化ガラスは、ガラス内部の引張応力層に欠けが生じた場合に(=つまり厚み1/6以上の欠けが生じた場合に)圧縮応力層と引張応力層のバランスが崩れて、
ガラスが全体が一瞬にして粉々に破損するという特徴があります。
また、この一瞬にして粉々になるという特徴があるため、万一、割れても普通のガラスと違って怪我しにくいという利点もあります。
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